西陣帯の名門機屋だった、浅野織屋の手機織掬い8寸袋帯です。浅野織屋は、既に組合から脱退していて、その以前に制作された帯にだけ152番の証紙が貼られています。商売自体は継続されていますが、手機織などは制作されていません。この手機掬い8寸袋帯は、20年ぐらい前の国内職人作で一番手が良かった頃の物で、手が細かく綴れ織も掬い織も大変綺麗で、職人の技術の高さが一目瞭然です。当然乍ら裏地も手織です。