自然布の三大古布など呼ばれる、科(榀・シナ)木の繊維で織った角帯です。このシナ糸織は新潟県の山北町で創られていますが、制作は昔の地元の天然技法のままで、生産も極僅かです。樫木の灰での天然灰汁炊きや、米糠でのシナ漬け、地機織も昔のままです。単衣から夏の織の着物に締める男の角帯です。2寸7分寸巾、3寸3分巾。長さ4.2m。当社分の制作をされていた老夫婦が引退されたので、最後の製品になりました。