本場大島紬の機屋が創作織した珍品です。通常では、絶対に大島には使わない野繭系の、スラブペニー糸を緯糸に使用して、経緯糸黒染で黒無地に織った着尺です。スラブ系にしては、糸に節のゴツゴツが小さく、真綿糸織と平糸織の中間ぐらいの珍しい生地に織り上がっています。手機平織りが大変難しい黒色なので、力織機織で織りましたが、それでも難しい織物です。 反巾1尺1寸の広巾、裄が2尺以上可能です。羽織りにしても格好良いです。