垂らし糊糸目訪問着

2015/3/13 17:36 投稿者:  admin558

京都の染着物メーカー問屋、染の百趣矢野制作の糸目手描き、白あげに刺繍の訪問着です。丹後の一越縮緬使用です。カラス口で太細の線を引き、垂らし糊で蔓や葉を描いています。垂らし糊は楊枝や竹ヘラ、筆などに糊をたっぷり浸け、上から垂らしながら生地に乗せていく古典技法で、出来る職人も数名しかいません。糊の白あげ模様だけで柄を表していますので、遠目には解り難いですが、控え目の中にも凄さが出る作品です。お茶・お華などの席にはピッタリです。ベージュ7:ピンク3の複雑な色合いです。

染の話 )
葉の部分は、金属糸で刺繍をしています。
葉の部分は、金属糸で刺繍をしています。