本場奄美大島紬7マルキ一元絣
大島紬は、最近は純泥染物も少なく、産地でも元気が無く、古い在庫が安値で取り引きされたり
科学染料物を反動織機で織って、シンプルに着こなそうとか提案している業者が増えています。
大島紬にも最低制作反数のロットがあり、良い物でも16反(8疋)普及物は30反、NCの注文品
などは300反とかありましたが、注文先がロット分を全部引き取れなくなったから別誂え物が少
なくなったのです。 誂え物には注文先の屋号が織口に入りますから、半端物や残り物を市場
に出したらすぐに訳あり品と判るのです。 京都の織物専門問屋に数件織口に屋号を織り込む
社があります、注文した分の品は全部引き取る業者ですが、現市場では16反同柄があっても
売れないので注文を減らしてたり、機屋を切ったりしているのです。
7マルキと呼ばれる物はほとんどがカタス絣式で本当は3.5マルキ前後になります、マルキと
言う意味は縦糸の内の柄糸の数を言いますので、本当の7マルキ一元式の半分しか絣糸が使
われていません、カタスとは1本(1筋)、一元とは2本(2筋)と言う意味なのです。
この大島は、一元絣を創り続けている専門問屋、室町の加納の誂え品ですが、いくら専門問屋
が良い物を創っても、違いが解る呉服屋が減っているので、別誂えの注文が減少していきます
純泥染で一元絣の技法を一反の中に4種類も使った、究極の7マルキ一元絣です。
カタス絣にくらべ一元絣は、全体の制作手間が倍以上掛りますし、織だけを見ても10日以上違
います。室町の加納は値段が高いので有名ですがそれだけコストが掛っていますので仕方あり
ません。絣が綺麗なので評判だった奄美大島のこの機屋も加納の制作はやめてしまいましたの
で在庫分で終わりです。今回の掘出し市で特別出品します。

一元絣に交互に濃淡をつける技法と、右側は一元絣の三元越式の技法
一番代表的な一元絣、井形が最高に綺麗です、右は一元絣三元越の筋入り絣です。
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